頭がいい人がやっている「脳」を活性化させる習慣
脳が衰えない人がいる。
特に高齢化が進むこの社会で、頭がしっかりしている人と呆けてしまう人が二分化されてしまうほど。できるならば自分もいつまでも、しっかりした考えや適切な判断ができるようになっていたい。
そこで
「脳が衰えない人」と「脳が衰える人」の違いは何なのか。
脳について考えてみた。
「脳が衰えない人」と「脳が衰える人」の習慣についての考察
1・好奇心旺盛な人
子供は日々「なんで?」「どうして?」と質問する。好奇心の塊でなんでも興味を示す。脳は活発に動き水を吸い取るように知識を吸収してゆく。
脳が知りたがるのは、生きるために備わった機能である。脳がいつまでも衰えない人は好奇心が強い人といえる。逆に言えば無関心は脳が衰える人なのかもしれない。
例えば、自然界の動物で天敵が現れても無関心でいれば食べられてしまうことになる。
いつまででも好奇心旺盛な人は、自発的に勉強し研究する、わからないものに対し曖昧にはしておきたくないすぐに調べる習慣が身についている。
人間は人間同士で争い奪い合い相手と戦ってきた歴史が物語っている。好奇心は人間界で生きるため、そしていつまでも脳が活発にさせるための原動力だ。
2・夢中になって遊ぶ人
好奇心とともに子供は夢中になって遊ぶ。
夢中になって遊ぶ子供の集中力はすごい。それは何時間にも及ぶゲームでも見て取れる。そして脳も活発に動いている。
さて、逆に遊んでいない人はどういう人物だろうか…。
「真面目」という言葉が浮かんだ。
真面目な人は面白くない、道徳的で完璧主義、堅い、融通が利かないといったように柔軟性が乏しい。他人の目やルールを最重視、人生は我慢や忍耐こそが大事だと考える。
その時の脳はほとんど動いていない。そればかりかストレスが溜まる。脳にとってストレスに弱く、心の病になることも。
いくつになっても夢中に遊べる者は脳が衰えない人といえる。
3・冒険や新しく挑戦する人
上の好奇心や夢中で遊ぶ人と同じ流れ、冒険や新しく挑戦する人は脳が衰えない人。
長く生きてくると興味も失い無難な生活や、いつもの単調でワンパターンの食事になってゆく。そこに脳を活発に動かすようなことはない。脳が衰えない人は躊躇せずに冒険や新しい挑戦をしてみようとする。新商品や新製品を買って試してみたくなる。
試してみれば、いろいろな思いがでてくる。そして視野を広がり違う目線で見ることができる。体験してみたことが、やってみたことが脳の刺激になり活発に動き出す。当然、脳が衰えない人といえる。
4・すぐに調べる癖のついている人
脳が衰えない人はすぐに調べる癖がついている。子供の好奇心と同じだ、それは大人になっても変わらない。
脳が衰える人はいろいろなことを先送りする、わからないことをわからないままにしておく。心の余裕がない人は調べることもせず自分の殻に閉じこもったりする。そして思考停止してしまう。
5・得た知識をみんなに教える人
多くの人は勉強をしたり、読書をしたり、動画を見たり、あらゆる知識を脳に詰め込む。それが頭のいい人といわれているが、それはむしろ脳が衰えていることに。その知りえた知識は他人が書いたもの、他人が作り出したもので一方的な押し付けでしかない。
脳が衰えない人は、実際にやってみる、本当にそうなのか調べてみる、そしてそのことを踏まえて人に教え自分のものにする。
ほとんどの人はインプットばかりを重要視するが、一番重要なのはアウトプットであり知りえた情報や体験を外に発したり教えたりすることを習慣化している。そんな人はもちろん脳を活発に動かし衰えない。
6・食事に気を遣う
ガソリンの切れた車は走れないし、質の悪いガソリンもまた車の寿命を短くしてしまう。それと同じように脳は多くのエネルギーを消費する。
良質なエネルギーを作り出すのが毎日の食事だ。それは生活習慣病対策で言われているように煙草を辞め、お酒を控え、バランスのとれた健康的な食事とカロリー量を摂取することにある。
血管を詰まらせたり傷つけるドロドロの血にさせないような食生活を習慣化されていることも脳を衰えさせないことにつながっている。
7・良質で充分な睡眠
睡眠不足の経験は誰でもあるはず、睡魔が襲ってきたり、ぼーっとしたり集中力が無くなり、落ち着かなくなる。脳の活動は完全にストップしてしまう。
最近は睡眠負債という言葉がニュースで飛び出すようにいろいろなリスクが生じ、脳へのダメージが取りざたされている。
睡眠の質にも注意が、無呼吸症候群のように呼吸が止まることで眠りが浅くなったりすることで良質な睡眠時間が取れないとやはり脳ヘのダメージは大きい。
脳が衰えない人は睡眠時間と質のいい睡眠を意識して取っているはずだ。
最後に
脳が衰えないとは、生活習慣や環境がいいことが最低条件にあり、それを土台にして、その人の性格や気質が大きくかかわってくる。
年を取るとともに子どもの頃のような好奇心や冒険心は薄らいでゆく。それでも脳が衰えない人には違う形でいろいろな刺激や冒険を楽しんでいるのかもしれない。
“楽しむ”ことこそが脳にとって一番いいことであり脳が衰えない人だと思う。